そこで、事業計画の重要性を今一度確認し、本当に役に立つ計画作りのコツをQ&A形式でお話しします。
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Q 事業計画は新規事業を始めるときに作るんじゃないの?
A 確かに新たな事業を始める時には、その分野で何の実績も持たないため、事業計画は必須といえます。しかし、既存の事業であっても計画は必要です。なぜなら、事業の方向性や当面の実施策など、経営者の思いを明らかにするのが計画だからです。
Q ウチは金融機関から融資を受けていないから必要ないのでは?
A 事業計画は、社長の頭の中にある計画を計画書の形にするのですから、人に見せることが前提です。ただし、この「人」というのは金融機関や取引先といった社外の人とは限りません。社員一人ひとりや、社長自身に見せるためでもあるのです。
Q 社長自身ですか?
A 人間は忘れるという素晴らしい能力を持っていますから(笑)。また、計画立案の過程には過去の実績を分析したり将来環境を先見するなど、経営力を磨くエッセンスが詰まっています。
Q それに社員にも?
A 社員に見せることは、社長の思いや会社の方向性を理解してもらう上で大変重要です。会社の目的や目標を社員の方と共有化することで、一体感のある組織作りができます。
Q 事業計画を立てても思い通りになった経験がないのだが?
A 確かに、なかなかすぐにうまくはいきません。でも計画を立てれば、どこがうまくいかなかったがわかります。小売店を例にすると、売上計画未達ならどの商品がうまくいかなかったかとか、利益計画未達なら何に使った費用が予算オーバーしたか、すなわち予定と実際のギャップを測定することができます。
Q なるほど、そこを集中的に改善すればいいんだね?
A すぐに改善に着手するのではなく、まず原因を追究することが大切です。お客様ニーズに合わない商品に力を入れて、販促費をかけても空振りに終わることが多いですし、広告費が使いすぎたといってむやみに削減したら、売上の減少につながってしまいます。売上減少の本当の理由や、費用増加の陰に潜む本当の理由を突き止めることが大切です。
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